突然やってくる漏水。。。

漏水の復旧修理したのは少し前の事ですが、保険対応の関係で写真のやり取りをしていたので書いてみます。

ある日突然オーナーさんから「漏水しているって1階の方から連絡あったので修理して！」との連絡。

急いで水道屋さんと現地に集合し、早速原因の調査をします。

1階に漏れているので、原因は基本的に上階である2階となります。

水が漏れる可能性は、キッチン・風呂・洗面台・洗濯パンといった雑排水の配管。

トイレの汚水管。常に一定量漏れ続けるのであれば給水管か給湯管。

といったところが原因。

”火の無いところに煙は立たぬ”のように”水無いところに漏水おきぬ”。

で、PS内を確認すると写真の通り、床面が湿気っています。

特に左側の白い被覆管の周りを中心に濡れています。

これは給湯管（お湯の管）で、少し前までは主流だった銅管です。

もちろん銅管だけではすぐに錆びてしまいますので白い被覆がついています。

今でこそ「ポリエチレン管（ポリ管）」と言われる配管が主流になってきてますが、

10年以上前ならば給湯管として使用されるのは、大半がこの銅管でした。

今回もそうですが銅管は老朽化し、ピンホールと呼ばれる小さな穴があきそこから漏水します。

特にストレート部分での漏水という経験は無く、大概がチーズ（T字）かエルボ（L時）の接続部から漏水しています。

今回もエルボと呼ばれる箇所で漏水が発生しておりました。

漏水がおきたということで駆けつけると、1/3位はこれが原因だった気がします。

原因がわかりましたので、配管廻りのモルタルをハツリ取ります。

不良部分の銅管を撤去し、銅管⇔ポリ管のソケットを取付け不良個所をポリ管仕様にします。

ゲージにて、漏れが無いか確認。これ以降、漏水は止まりました。

が、下階には漏水の被害が有ります。

1階室内の機材（換気扇やダウンライト）も水をかぶり漏電の危険性があります。

また、住人様の所持品についても携帯電話や電化製品等に被害が発生しました。

漏水は突然やってきます。

皆様も水廻りの近くには電化製品を置かないなどの対策と共に、保険の確認をされては如何でしょうか、

火災保険では、水漏れした時に老朽化した部分の修理等は保証されません。

しかし、下階の被害については保証してくれる内容の保険があります。

是非一度、「転ばぬ先の杖」として保険を見直しされることをお勧めします。

閲覧頂きありがとうございます。