こんな”夏”に「エアコン」が効かないなんて～

連続して「エアコン」の話しになります。どうしても＜夏のエアコン＞＜冬の給湯器＞故障は風物詩です。

さて、今回は簡易洗浄の話しでは無く、8月初旬の話しですがエアコン自体を取り替える内容です。

いきなり、とある賃貸物件オーナーさん（以後、Tさん）から午前11頃に電話が入りました。

「突然だけど、南君は以前エアコン交換もできるって言ってたよね？」

「壁掛エアコンで、難易度が高くないのは一人で可能です」天カセエアコンや重いのは複数人必要です。

「すまんけど、ナルハヤでNハイツ行って現状確認と早くなんとかして貰えんだろうか？」

「わかりました今から向かいます」と会話を終え、すぐにNハイツに向けてトラックを出しました。

到着しベルを鳴らすと、すぐに入居者さんが屋内へ通してくれました。おっと、外気温と室内温度がほぼ同じ。

扇風機の風に当たり、団扇を仰ぐ入居者さんへ質問「突然冷えなくなったのですか？気が付いたら冷え無くなったとか？」

お返答は「前々から効かないなと感じてました。この酷暑で室内でも熱中症になりそうで…」とTさんに懇願したとの事。

状況確認の為に室内外で確認すると、室外機も屋内機どちらのファンも回っています。

どちらも作動しているのに、冷たい風が全くと言って良いほど出ていない。これはこれは。。。

ほぼほぼ、フロンガス漏れが原因かな～、と判断しました。機械の故障なら、どちらかのファンが動かないでしょうから。

よく見ると10年はとうに経過したエアコン。原因究明修理の上でガス充填も有りだと思います。でも原因確定まで時間が予測不明。

しかし、今日中にエアコン使用可能にしなければ熱中症寸前の入居者さんや依頼されたTさんに申し訳ないと思いました。

新品交換する事を決めてTさんに連絡を取り、現状の説明と新品交換を提案。承諾を頂き早速準備に入りました。

今津コーナンに向かい、エアコン本体を調達。更に事務所へ戻り道具・部材等を積み込み現場に戻ります。

さぁ、脚立や道具、エアコン本体の下準備をして工事を進めて参りましょう！！

 

室外機の横カバーを外して、六角レンチでガスを回収します。残ってるかな？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回収後は室内機のコンセントを抜き、室外機と接続物をカットします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に新たな接続物（冷媒管・3芯線・ドレン管）を準備します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備が出来たら据付板を設置、室内機の接続物をスリーブ穴に出しながら板に引掛けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

接続物の設置及び真空引きが出来たらいよいよ通電し試運転。いつも緊張します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リモコンで起動。少しの時間ですが室内機のファンは回り出すのですが、室外機はファンが回るのに少し掛かります。

穏やかにファンが回り出しました。そしてまもなく冷風が感じる事が出来ます。緊張から解放される時ですね。

私が運転確認を終えると、入居者さんに「確認をお願いします」とその場を譲りました。

「エアコンってこんなに冷たい空気が出てくるのですねっ！」その時、目が潤んでいる様に見えました。錯覚？

「助かりました。室内で熱中症になることも無さそうです。孤独死を避けられそうです（笑）ありがとう！」

ん～、工事前から扇風機の風を直当りしてましたけど、エアコンの風は直接受け続けると風邪引くで～（心の声）

こちらこそ仕事に対して喜んで貰う事は、一番うれしい事です。遣り甲斐が有り達成感で満たされます。

 

入居者さんから感謝のお言葉を頂きました。こんなん　なんぼあっても嬉しいですからね～