水栓の施設基準が変わっています。

先日、飲食店を一家で行っておられるお店に呼ばれました。

 

以前、家具屋さんの紹介によりご自宅の改装を行いました。

 

その後、ちょくちょくと小修理の依頼を頂いております。

 

今回はお店で何かあったのかと、思いを巡らしながら、

 

お店の方に足を運びました。

 

ご挨拶もそこそこに、厨房の中に誘導されます。

 

そこで鑑定員が見たものは！！

 

昔々、和式便所の隅に設置されていた洗面ボウルが厨房の

 

手洗い器として設置されておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

懐かし水栓と洗面ボウルです。特に吐水口の下にハンドルが

 

有るという形。今では新設でお目に掛かる事は無いでしょう。

 

余りの懐かしさに童心に返っていると奥様より

 

「他の水栓はハンドルをレバー式に交換した。でもこれは無理」

 

頭を抱えておられました。

 

なぜこんな事になったかというと、”食品衛生法改正”により

 

飲食店の手洗い場に新しい基準が出来たのです。

 

新基準では、「水栓は洗浄後の手指の再汚染を防止できる構造」

 

これを有しないと色々とお店側に不利な状況になります。

 

店として何をするのかと言うと、ハンドルに直接触れず、

 

水を出し止める事が出来る様に変更する事です。

 

具体的には、センサー式、ペダル式（足踏み）、レバー式（肘で操作）

 

といった手を使わずに操作できるようにするのです。

 

適用される場所は「調理場・作業場・製造所内の手洗い専用設備」と

 

なっております。

 

食品衛生法の施行は、すでに2021年（令和3年）6月～始まってます。

 

これ以降に開業した飲食店や食品製造所の場合、設置していないと

 

営業許可が下りません。

 

すでに開業中の店舗は営業許可満了日までは、そのままで営業出来ます。

 

その後、満了日になっても新基準に対応していなかった場合、

 

営業許可は出る形になりますが、指導対象として目を付けられます。

 

指導を継続的に行われ、監視され、定期的に立入り調査も行われます。

 

そこで、当方としましては以下の商品に取り替える事をご提案します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速、週末・週明けにでも最終確認をして取り替えていきたいと思います。